中古住宅

【新築vs中古】今購入すべきはどっち?見直される中古住宅の価値とは?

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【新築vs中古】今購入すべきはどっち?

マイホーム購入で悩むのが、

「新築を建てるか、中古住宅を購入するのか?」

という問題です。

新築への憧れがある一方で、割高な価格への抵抗もあります。

中古住宅のお得な価格は魅力ですが、経年劣化や性能への不安も残ります。

新築・中古、どちらもにもあるメリット・デメリット。

しかしこれからの時代を考えると、中古住宅の購入は「賢い選択肢である」と感じます。

この記事では、新築・中古住宅を比較しながら、中古住宅の購入で得られるメリットを解説します。

新築の購入について疑問を感じていた方の後押しになれば幸いです。

新築vs中古。両者のメリット・デメリットを比較する。

新築と中古住宅。

同じ一軒家でも、価格・特徴は大きく異なります。

新築中古
契約現物は確認できないことも現物を確認できる
価格割高な価格新築よりも安い(2~5割)
維持費安い高い
税制優遇税制優遇がある新築より少ない
美観劣化なし劣化している
間取り自分の好きな間取り・設備が選べる。選べない
外構別途、工事も多い(100万円~)すでに整備されている
性能高い低い
保証手厚い新築より手薄
住宅設備エアコン・カーテンレールなど、別途必要揃っている物件あり
その他新築への満足感あり物件によっては土地代のみで購入できる
新築住宅

間取りから家作りできる、自分だけのマイホーム。

新築住宅の中でも、注文住宅に憧れを抱く方も多いかと思います。

間取りから家作りできる注文住宅は、「自分だけの家」の満足感も高く、非常に人気が高いです。

しかし一方で、

・オーダーメイドなので、価格が高い。

・ハウスメーカーの販促費(広告・展示場維持費)が上乗せされている。

など、価格面では負担が高くなります。

新築住宅では住宅ローン負担も重くなりがちで、入居してから価格面で後悔するケースも多いです。

ただし新築住宅は最新の技術を盛り込んだ、

・高い断熱性

・高い耐震性

・高いメンテナンス性

など、安心して快適な住み心地が楽しめます。

コストメリットの高い中古住宅。立地に有利な物件も。

対して中古住宅は、価格面で新築より優位に立てることが多いです。

新築より20~30%安く購入できる物件が多く、住宅ローン返済の負担が少ないです。

性能面では、築年数が古くなるほど低下します。

とくに中古住宅の、

・断熱性

・耐震性

・メンテナンス性

は、新築と比較すると、物足りなさを感じるはず。

リフォームして断熱性・耐震性を高めることも可能です。

しかし物件によってはリフォームできない(もしくは、リフォームの効果が限定的)場合もあります。

また中古住宅は、既存の住宅地で販売されるケースが多いです。

そのため新築よりも立地で有利なことが多く、「便利な暮らし」がおくれる特徴もあります。

これからの時代、中古住宅のコストメリットは本当に大きい

中古住宅

新築と中古住宅。

比較しようにも両者それぞれにメリットがあるので、甲乙つけがたいのが現状です。

しかしあえて申し上げるならば、これからの時代は「中古住宅に分がある」と思える理由が多くあります。

とくに費用面、住宅ローン返済。

家を買うのは一瞬ですが、その後何年も(多くは35年ローン)返済する現実を考えると、中古住宅の購入は非常に賢い選択肢といえます。

新築は購入して、すぐに価格が下落する。

新築住宅で考慮しなくてはいけないのが、価格の下落です。

「新築であること」に価値のある新築住宅では、1日でも住むと価値が下落します。その額、10~20%とも言われております。

家を購入するほとんどの方は、家を売る前提で購入しません。長年、住み続けるつもりで購入しています。

しかし現実は、売却する未来はゼロではありません。

・転勤の辞令が下った。

・転職することになった。

・収入が下がり、家を売却したい。

・離婚することになった。

もし新築を売却する場合、価格は間違いなく下がっています。

その結果、住宅ローンだけが残ってしまうこともあるのです。

終身雇用がすでに崩壊し、安定した収入は見込みにくい今の時代。

だからこそ、中古住宅を「相場通りの価格で購入する選択肢」は大切です。

中古住宅であれば、新築同然のマイホームを低価格で手に入れることもできます。

負担の少ない住宅ローンは、毎日の暮らしを「安心」に変える。

新築の魅力は最新の技術により、安心で快適な生活をおくれること。

しかし新築の「安心・快適」は、あくまでもハード面です。

性能的には「安心・快適」ではありますが、必ずしも住んでいる人の心が「安心」とは限りません。

とくに住宅ローンの負担は、住んでいる人の心に大きな影響を与えます。

住宅ローン負担が少なければ、心に余裕ができます。

心に余裕があって、はじめてマイホームでの生活が楽しめるというもの。

ハイスペックな新築でも毎日の暮らしに余裕がなければ、マイホームでの生活も楽しめません。

中古住宅の「安い」というメリットは、ただ金銭的な「安い」ではありません。

住宅ローン負担が少ないので、「心に余裕を持って生活ができる」ということなのです。

新築でも築20年で資産価値ゼロに。土地をベースに家を買う考え方も大切。

最新技術を盛り込んだ新築住宅も、およそ築20年で建物の資産価値はゼロになります。(築20年以降は、大規模リフォーム、もしくは建て直しが必要)

新築でも中古でも、最終的には建物の価値はゼロになります。

そのため最初から土地をベースに、マイホームを選ぶのも賢い選択です。

新築住宅は、郊外の分譲地に建てられます。

新興分譲地は街として未完であり、アクセスが悪いことが多いです。

一方で中古住宅は、すでに完成された街の中にある物件。

そのためアクセスがよく、暮らしやすい立地の中古住宅が多くあります。

・徒歩圏内で病院に行ける。

・バス停まで近い。便が多い。

・学校が近い。通学路が安全。

家族で暮らしていくことを考えると、家の性能ではなく、土地の便利さで選ぶのも大切な視点。

街の中で売却される中古住宅は、暮らしやすさが揃った物件でもあります。

土地に建てられた建物ではなく、そもそもの土地で。

中古住宅であれば、「安くていい土地」が買えるかもしれません。

中古住宅を購入するなら、ホームインスペクションを。

これからの時代、中古住宅の価値は再認識されつつあります。

ただし経年劣化している中古住宅の購入には、注意が必要です。

価格メリットを受けるために購入したのに、

・リフォーム費用が高くなった。

・そもそもリフォームできなかった。

・建て替えできない物件だった。

・予期せぬ不具合(雨漏り、シロアリなど)が発生した。

など、中古住宅特有のトラブルがあるからです。

安心して中古住宅を購入するなら、ホームインスペクションをぜひご活用ください。

ホームインスペクションとは、第三者の立場から住宅の状態を診断すること。

・劣化状況

・リフォームの必要な場所

・リフォームが必要になる時期

・メンテナンススケジュール(費用)

など、客観的な立場から教えてもらえます。

ホームインスペクション費用を当て込んでも、まだまだ中古住宅の価格メリットは残ります。

ぜひホームインスペクションを利用して、安心できる中古住宅を手に入れてください。

まとめ:中古住宅の価値の再認識を。

新築と中古住宅。違いは「ただの価格」だけと思われがちですが、そうではありません。

購入してから続く住宅ローン返済は、「経済的負担の軽さ=安心した暮らし」に結び付きます。

再認識される中古住宅の価値として、

・新築は購入後、すぐ価格が落ちる。中古は落ちにくい。

・変化の多い時代。負担の少ない住宅ローンは、ますます価値が高くなる。

・築20年で資産価値ゼロ。土地をベースに購入する住宅購入もあり。

などがあります。

新築、中古に限らず、「どの住宅を購入するか?」は、人生を左右します。

じっくり考えて、最適な住宅を購入してくださいね。

もし中古住宅をまだ検討していないのでしたら、ぜひ選択肢の1つに入れてください。

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